転入と編入の違いとは?空白期間・卒業時期・履歴書への影響まで解説
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結論から言うと、いま高校に在籍している方は「転入(転校)」、すでに高校を辞めている方は「編入」です。この一点で、空白期間の有無や入学できる時期、卒業のタイミングが変わってきます。とはいえ、どちらを選んでも高校卒業を目指せる道であることに変わりはありません。この記事では、両者の違いを比較表とチェックリストで整理し、履歴書や進路への影響までわかりやすく解説します。
結論:在籍中は「転入」、中退後は「編入」
転入と編入は、どちらも今の高校とは別の高校で学び直すための制度ですが、分かれ目はシンプルです。今の高校に「在籍したまま」学校を移るのが転入(転校)、高校をいったん退学して「中退の状態」から入り直すのが編入です。
この違いから、学びが途切れない期間があるかどうか、いつ入学・卒業できるかが決まります。転入は在籍が続くため学習の空白期間が生まれませんが、編入は退学してから次の学校に入るまでの期間が空白になります。まずは全体像を比較表で確認してみましょう。
転入と編入の違い比較表
| 項目 | 転入(転校) | 編入 |
|---|---|---|
| 対象 | 今の高校に在籍している方 | すでに高校を退学した方 |
| 空白期間 | なし(在籍が続く) | 退学から入学までが空く |
| 入学時期 | 随時(おおむね4〜12月ごろ) | 年2回(4月・10月)が中心 |
| 卒業時期 | 取得済みの単位を引き継げれば同学年での卒業も目指せる | これまでの在籍期間・単位により変わる |
| 履歴書の書き方 | 「○○高校を転学」等と記載 | 「○○高校を中途退学」「△△高校に編入学」等と記載 |
卒業に必要な条件は、転入・編入とも共通で「3年以上の在籍」「74単位以上の修得」「特別活動30時間以上」です。前の学校での在籍期間や修得単位は引き継げる場合が多く、卒業までの見通しは一人ひとり異なります。
転入学(転校)とは
転入学は、今の高校に在籍したまま別の高校へ移ることを指し、一般には「転校」と呼ばれます。在籍が途切れないため学習の空白期間が生まれにくく、これまで積み上げてきた単位を引き継ぎやすいのが特長です。通信制高校では随時(おおむね4〜12月ごろ)受け付けているケースが多く、思い立ったタイミングで動き出せます。
注意したいのは単位の引き継ぎです。年度の途中で転入する場合、その年度に前の学校で学んでいた分の単位は引き継げないことがあります。とくに高校3年生で卒業を同じ年度に目指す場合は、締切や単位の扱いを早めに確認しておくと安心です。詳しくは高3から転入する場合の締切と注意点をご覧ください。
編入学とは
編入学は、高校を退学したあとに改めて高校へ入り直すことを指します。退学から次の入学までの期間が空くため、その分の空白期間が生じます。通信制高校の編入は年2回(4月・10月)を中心に受け付けているところが多く、「今は学校に在籍していないけれど、もう一度高校卒業を目指したい」という方の再スタートの入り口になります。
編入でも、前の学校で修得した単位や在籍していた期間は引き継げる場合が多く、ゼロから3年間やり直すとは限りません。どこまで引き継げるかは在籍状況によって変わるため、一律には言い切れません。ご自身のケースがどうなるかは、入学相談室で個別に確認することをおすすめします。
どちらになるか簡単チェック
ご自身が転入・編入のどちらに当たるかは、次のポイントで判断できます。
- 今、高校に在籍していますか? → 在籍している → 転入(転校)
- すでに退学の手続きをしましたか? → 退学済み → 編入
- 退学を考えている段階なら、退学する前に相談すると「転入」で空白期間なく移れる可能性があります。
在籍中か中退後かの一点で決まります。判断に迷う場合や、退学を検討中で迷っている場合も、手続きを進める前に相談いただくのが確実です。
履歴書や進路への影響
「転入や編入をすると、履歴書で不利になるのでは」と気にされる方は少なくありません。結論として、通信制高校であっても卒業すれば得られるのは全日制と同じ「高等学校卒業」の資格です。転入・編入そのものが、進学や就職で一律に不利になるわけではありません。
履歴書には、転入なら前の学校を「転学」、編入なら「中途退学」と入学した学校名を事実に沿って記載します。大切なのは、なぜ学校を移ったのか、その学校で何に取り組んだのかを前向きに説明できることです。学び直して卒業まで到達した経験は、むしろ自分の意思で進路を選び直した行動として受け止められます。手続きの流れは転入・編入の手続きガイドで、地域ごとの相談はお近くの学習センターで確認できます。
手続きに必要な主な書類は、転学照会状・在学証明書・単位修得証明書・教育課程表などです。選考は書類選考と面接で行われるのが一般的で、学力試験で合否を競う形式ではありません。
よくある質問(FAQ)
- Q. 転入と編入で、卒業できる時期は変わりますか?
- A. 変わることがあります。転入は在籍が途切れず単位を引き継ぎやすいため、条件が整えば同学年での卒業も目指せます。編入はこれまでの在籍期間や修得単位によって卒業までの見通しが変わります。いずれも「3年以上の在籍・74単位以上・特別活動30時間以上」という卒業条件は共通です。
- Q. 退学してからでないと相談できませんか?
- A. いいえ。在籍したままご相談いただけます。退学する前に相談すると、空白期間の生じない「転入(転校)」で移れる可能性があります。まずは今の状況をお聞かせください。
- Q. 自分が転入・編入のどちらに当たるか分かりません。
- A. 今の高校に在籍中であれば転入、すでに退学していれば編入が基本です。ただし単位の引き継ぎや卒業時期は一人ひとり異なりますので、個別の判断は入学相談室までお問い合わせください。
監修:学校法人佐藤学園 ヒューマンキャンパス高等学校・ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校 入学相談室 / 最終更新:2026年7月







