岡山

　こんにちは、仲達です。

ウブドでラフティングを経験した後、約６０㎞北上して

美しい複式火山"キンタマーニ"まで移動しました。

　バリ島ジャングルに降る大量の雨は、火山灰台地を侵食し島

中に深い渓谷を作り出しています。

ウブドの街から車でラフティング最終点まで行き、そこから

トラックの荷台に乗って出発点まで移動します。約2時間半の

エキサイティングな体験です。

　通常日本円で１４０００円程度の料金なのですが、ウブドの

街中の受付カウンターで約４０００円という破格の料金で相棒が

予約してきました。（恐るべきリサーチ力に頭が下がります）

　１１：００頃から１３：３０頃まで、頭から水をかぶりながら

の川下りでした。腹ペコになってボートから降りたら、ブッフェ

形式のランチが用意されていました。

"ミーゴレン（焼きそば）"・"ナシゴレン（焼きめし）"・"ルンダ

ン（インドネシアカレー）"・果物・サラダ、とても美味しい昼食

でした。

　ウブドを後にして、１２５ｃｃスクーターは快適に進み山岳地

帯に入っていきます。道は、基本的には舗装道路ですが、いたる

ところに穴が開いていて避けきれなくて穴に落ちハンドルを取ら

れてしまいます。

"ドッカン！！！"、穴に落ち路肩に脱輪、路肩が一段低くなっ

ていてスクーターが道に上がりません...。困っていると二人乗

りした男女のスクーターが止まってくれて、

"Are you all right? Take it easy, I'll help for you !"

（大丈夫？心配ないよ上げるの手伝うから）

無事、道にもどって走行再開。「どうもありがとう」お礼を言っ

て先を急ぎました。

　キンタマーニは、30年前に一度行ったことのある、本当に美しい

複式火山です。ここで複式火山（カルデラ）について少し勉強して

みましょう。

　キンタマーニは太古の昔、盛んに噴火を繰り返し内部が空洞

になっていきました。ある時、山体が陥没し巨大なクレーター

ができました。これが外輪山です。

　さらに火山活動は続き、バトゥール山が中央部に隆起してき

ました。（現在の標高は約１７００mです）

キンタマーニの巨大な外輪山の中には人の暮らす町があり、

溶岩台地のバギー走行やバトゥール山の登山を楽しむ観光客の

ためのホテルやキャンプ場が整備されていました。

　外輪山から見たキンタマーニは、深い緑と黄緑と溶岩の黒色

のコントラストが美しく、何時間でも見ていられそうでした。

　夕暮れ時のバトゥール山。

この角度から見ると、まるで火星の表面のような印象でした。

翌朝、バリ島北海岸のロビナビーチに向けてに向けて出発です。

30年前は外輪山の展望台で、お土産売りの女性たちに囲まれて

ほとんど景色を見ることができませんでした。今回は、飽きる

ほど時間をかけて眺めてきました。

　ホテルに帰る途中、ローカル屋台でおいしそうな食べ物を見

つけました。

　ちまきのご飯を、数種類の野菜を石皿の上でつぶしたものと

和えて、黒いソース（名前は忘れたのですが、このソースが

ほんとうに美味しいのです）で味付けしたものです。

　この料理を買いに来ていた地元の人数人と楽しくおしゃべり

してひと時を過ごしました。

　二十歳ぐらいのお嬢さんが

「日本人？」「この料理美味しいよ！」

「英語上手いな、どこで習ったの？」「学校で習った？」

「私も日本に行ってみたい」

「どんな？おいしい？」とこんな具合に会話を楽しみました。

　翌朝、ホテルから見たバトゥール山。ホテルで会ったドイツ

人女性は、明け方３：００に起きて登山すると言っていました。

Good luck!!!

ホテル出発後、スクーターは快調に外輪山を登っていきました。

外輪山山頂には、おしゃれなレストランやカフェがぐるりと立

ち並んでいて、30年間の変化に驚きました。

　かつて土産物売りの女性があふれていた場所に、洒落た

カフェがあふれ（スタバもありました）若い女性たちの働く場

になっていました。

　カフェでカフェオレとバナナのフライ（ピサンゴレン...？）を

注文しました。これがとても美味しくて、やみつきになりました。

小一時間、軽食と景色を楽しんだ後、外輪山を後にしてバリ島

北岸のロビナビーチに向かいました。

　途中山間部の小学校の下校時間にぶつかり、えっと驚く光景に

出くわしました。この続きは"その４"で書いていこうと思います。　

　

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