特別賞

原嶌さん

横浜西口学習センター(3年生)

 もし願いが叶うなら私は過去に戻りたい。過去の自分に伝えてあげたい。なぜなら過去の自分はいつも自信がなく、気持ちを吐き出すのが怖くて溜め込み、気持ちが爆発するの繰り返しだったからだ。「今の君はなんでも溜め込み、自分のせいじゃないのに、自分のせいにして、周りの空気にもあまり馴染めずよく泣いてるよね。でもそれをお母さんにも言えないんだよね。なんて言われるか、なんて思われるのかが怖いんだよね。でも気持ちを伝えても誰も怒らない。だから大丈夫。今の気持ちをお母さんに伝えてごらん。絶対大丈夫。」って。過去の自分が言われたかった言葉を言ってあげたい。

 過去の自分は人との付き合いがうまくいってなかった。みんなと馴染めていなかったと思う。保育園の頃からみんなと話す時は話題を合わせるために嘘ついて合わせて、嘘がバレたらみんなに「なんで嘘つくの、もう話さない」って言われた気がする。いつもおなじ子と喧嘩して相手が泣いた時、私のせいじゃないのにと思ったときもあったよね。小学生になってもあまり馴染めず学校行きたくないと泣いていたね。でも行かないといけないって分かってるんだ。でも体が心についていけなくて、気持ちが爆発して大泣きしながら、「もうやだ、もうやだ助けて」って暴れてた今でもはっきり覚えている。まだ言葉もはっきり喋れない、だから何回も伝えようとしてるのに伝わらなくて、癇癪の繰り返しだったんじゃないかと今思っている。中学年になると馴染めてきたと思えば学校の閉校が決まり四年生からまた環境が変わり、同学年の人数も増えさらに悪化したと思う。五年生のころによく遊んでくれる子ができて学校でもよく話していたし登下校も一緒で嬉しかった。今でもよく遊んでいるし話している。その子といる自分はよく笑っていて素の自分で居れた。でも六年生になるとクラスも別になってしまい、とうとう不登校になってしまった。それでも仲良くしてくれて、たまになら行けるようになった。でも中学になるとまた行けなくなってしまった。家に篭ってるときにインターネットで絵を描いている人を見た。「私もこんな風に描きたい」そう思うようになった。それから先生に「美術だけでも来てみないか」と言われ最初は嫌だった。ネットで不登校について沢山言われているのを見てしまったから、行くのが怖かった。でも行ってみるとみんな優しくて、先生も分かってくれていて美術だけは行けるようになった。高校を決める時期になって、またイライラし始めてその時が一番精神が不安定だったと思う。だからお母さんともたくさん喧嘩して、このときも気持ちをうまく伝えれずに隠れて泣いて、そのときに通信制高校を知った。これなら通えるかもと思った。さらに絵も勉強できる、教えてもらえるところもあるとわかり、すぐお母さんに話した。そしたら「いいじゃん。よく自分で見つけれたね」って褒めてくれて嬉しかった。高校に通い始めると最初は休みがちだったが段々と通えるようになり今もたまに休んでしまうが通えるようになった。学校にはいろんな人がいて、髪を染めていたり、ピアスが、たくさん開いていたり、みんな自分を表現していた。いいなと思った。それから昔の気持ちをお母さんに話してみた。「そうだったんだね、ありがとう」って言ってくれた。怒られなかった。それからちゃんと気持を伝えることもできるようになったし、自信もついた。自分のせいにすることも減ったし隠れて泣くことも減った。

 だから私は、過去に戻ってあの続きを言いたい。「大丈夫。未来の自分は君が思っているより明るく、素の自分をみんなに見せても離れていかず、みんな笑顔で話してくれる。だから君も絶対に大丈夫。泣かなくても、溜め込まなくても大丈夫なんだよ。」って過去に戻って言ってあげたい。