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通信制高校にも公立と私立がある!特徴や違いが知りたい通信制高校のヒューマンキャンパス高等学校

なんらかの理由で全日制の高校に通えなかったり、働き始めてから高校の卒業資格が必要になったりした場合には通信制高校を選択するという手があります。 ただ、注意が必要なのは通信制高校にも全日制と同じように、私立と公立があるという点です。両者には具体的にどういった違いがあるかはご存知でしょうか。 よくわからないという人のために、私立と公立の違いを比較しつつ、実際に入学する際にはどちらを選ぶべきかについて解説をしていきます。

まずは通信制高校に通うメリットをおさらい

そもそも、通信制高校とは何かというと、文字通り、通信によって教育課程を修了できる高校のことです。 基本的に、教室での授業はほとんどなく、与えられた課題を自宅で行うことで授業の代わりとします。 そして、その課題をレポートにして郵便などで送り、添削指導を受けて単位を取得します。 試験や面接指導などで学校に登校しなければならない場合もありますが、年に数回、あるいは月に数回程度です。

また、全日制の高校では通常、1年間で定められた単位を取得することで上の学年へと進級します。それを3回繰り返して卒業となります。 単位が足りなければまた同じ学年をもう一度最初からやり直さなければなりません。1年生で半分の単位を取得したから来年もう半分という具合に、 新たに2年生になってから単位を半分取得するというわけにはいかないのです。それに、留年そのものは可能ですが、何回も繰り返していると退学になる場合もあります。

一方、通信制高校は学年や在籍年数による縛りがなく、留年するということもありません。単純に取得単位数を積み上げていくだけです。 そうして、取得単位数が規定に達すれば、その時点で卒業となります。 つまり、自分のペースで勉強ができ、忙しい社会人でも時間をかければ卒業が可能である点が通信制高校のメリットの一つだといえます。 さらに、全日制の高校と比べると費用がかなり安いため、経済的な問題を抱えている人や親の援助が望めない人でも、自分でお金を稼ぎながら通えるという点も見逃せません。 以上のように、さまざまな立場の人に対して学習の環境を提供できるのが、通信制高校の魅力です。

公立と私立の明確な違いは学費

通信制高校の学費は全日制と比べると安価ですが、公立と私立ではその金額に大きな差があります。 通信制高校は単位ごとに料金が設定されており、その合計で学費の額が決まります。 公立の通信制高校の場合は1単位180~1200円が相場です。 卒業をするには一般的に74以上の単位を取得しなければならず、学費は10万円程度となります。

それに対して、私立の場合は1単位の相場が5000~1万2000円となり、卒業に必要な学費は40万円以上となります。 ただ、通信制高校の良し悪しは学費の額だけで決まるものではありません。公立と私立には学費以外にも多くの違いがあり、それによって選ぶべき学校も変わってきます。

公立と私立では卒業率にも差がある

私立に比べて、公立の通信制高校の学費がかなり安いのは事実です。しかし、いくら安くても卒業できなければ意味がありません。

2014年に文部科学省が行った学校基本調査のデータによると、公立の卒業率が12.4%なのに対し、私立が37.8%(ヒューマンキャンパス高校の場合は、卒業率96.2%です)と、私立の卒業率の方が公立よりも3倍以上も高いという結果でした。 なぜ、ここまで大きな差が生じたのでしょうか。

その原因の一つとして挙げられるのがサポート体制の差です。 通信制高校には、不登校やいじめを経験してやってくる生徒も少なくありません。 そんな生徒達のために、私立の通信制高校では学問を教えるだけでなく、精神的サポートも手厚く行っています。 スクーリングの日にはカウンセラーが常駐し、不登校や引きこもりの生徒に対しては家庭訪問やカウンセリングで対応する学校も増えてきています。 公立高校でも、サポートが全くないわけではありませんが、やはり私立の方がこういったサポートが手厚い傾向がみられます。

登校の仕方にも違いがある

公立の通信制高校の場合、スクーリングと呼ばれる教師との対面授業は週に1回が基本です。 登校日の日数は全日制高校と比べれば遥かに少ないのですが、スクーリングや期末試験の日程が学校側で決められているというのがネックです。 公立の通信制高校では、決まった日に行かなければ単位が取得できない場合が多く 決められた日に出席できない生徒は、何年たってもなかなか単位が取得できず、卒業を諦めてしまうという人が増えてきます。

それに対して、多くの私立通信制高校ではスクーリングによる登校日も調整ができるようになっています。 また、レポートもインターネットを通して提出可能なところが多く、学校に行く回数を極力減らすことが可能です。

さらに、公立と私立では学習方法にも大きな違いがあります。公立の場合、授業は独学で予習復習をしっかりやっていることを前提に進められます。 その上、中学卒業程度の学力があることが前提となっているため、中学校の範囲でわからないところがあればついていくことができなくなります。 先生に質問をしようと思ってもそのチャンスはスクーリングのある週に一度だけです。こういった状態では途中で挫折してしまう可能性が非常に高くなります。

一方、私立は生徒に対するサポート体制が充実しています。理解が十分でなければスクーリングの回数を増やしてくれるところもありますし、 中学校の内容までさかのぼって教えてくれる場合もあります。必要に応じてインターネットを通しての質問も可能です。

奨学金や特待生制度を利用しよう

もし就学支援金制度を活用しても費用が足りない場合は、特待生制度や奨学金制度を活用する方法もあります。 特待生の枠や奨学金制度は学校が基準を定めているので、活用を検討しているのであれば窓口へ問い合わせてみると良いでしょう。 奨学金は、学校が加入や参加している基金に依頼して審査が通れば利用することが可能です。 ただし、返済義務がない就学支援金制度とは違って後に返済しなければいけないので、内容をしっかり理解した上で利用しましょう。 また、奨学金には利息も上乗せされるので、返済に向けた将来のライフスタイルをイメージしておくことがポイントです。 特待生として通信制高校に通うためには、学校が指定する大学へ進学できるだけの学力や進学の意思が明確であることが求められます。 スポーツや芸術など秀でた実績があれば利用できる可能性が高まります。 何かしらの理由で全日制高校に通えないものの、勉強やスポーツに励みたいと考えている人は、特待生制度の利用を検討してみるのも良いでしょう。 学費が高いからと進学を諦めるまえに、まずは利用できる制度がないかチェックしてみることが大切です。