きちんと理解しておきたい、高認と高卒の違い通信制高校のヒューマンキャンパス高等学校

高認とは、正式には「高等学校卒業程度認定試験」であり、その試験に合格することで「高等学校卒業と同等以上の学力を有する」と認定されるというもので、高卒資格は正確には「高等学校卒業資格」といいます。「高等学校卒業」という文字は同じだし、どこがどう違うの?と疑問に思う人も多いかもしれません。並んでいる字は同じように見えても、資格の取り方や内容は大きく違います。その違いを正しく理解して、自分のやりたいことにつながっていく進路を選ぶようにしましょう。

高認って最終学歴はどうなるの?

高認は、上記で述べたように試験に合格することで「高等学校卒業と同等以上の学力を有する」こと認定するというです。最終学歴は「高校卒業」ではなく、中学を卒業していれば「中学卒業」になります。高認に合格すれば、大学や専門学校を受験することもできますが、進学した後に中退するようなことがあれば、やはり「中学卒業」が最終学歴になります。なんらかの事情で高校を中退した人や中学を卒業して社会に出た人などで、「高校は今さら行きたくないけれど、これからの将来のために卒業したのと同じような認定が欲しい」という人に適している試験です。履歴書の学歴欄には「高等学校卒業程度認定試験合格」と書くことができます。

旧制度である「大学入学資格検定制度」での合格では、その名前のとおり、主に大学進学するための資格としてしか活用されていませんでした。しかし、高認制度になってからは、大学や専門学校への進学だけでなく、資格取得のための検定試験や就職試験にも活用できるようになりました。 活用範囲が広がった高認ですが、最終学歴を「高等学校卒業」としたいのであれば、全日制・定時制・通信制などの高校を卒業する必要があるということを認識するようにしましょう。高認試験を合格した後に進学しないのであければ、学歴が変わることはありません。

高卒資格と高認って何が違う?

高卒資格は、全日制・定時制・通信制いずれかの高等学校を卒業した人に与えられます。卒業するためには、3年間以上在籍すること・3年間で74単位以上の取得・3年間で体育祭や生徒会活動などの特別活動への30時間以上の参加、という3つの条件が必要とされています。具体的に挙げると、全日制であれば、出席日数が不足しないように学校に行って授業を受けること、日々の課題提出を怠らず、中間や期末のテストなどを受けて単位を取ること、まじめに行事に参加すること、などが必要とされるでしょう。

また、全日制の高校に通学するのが難しければ、働きながら定時制高校で勉強して卒業する、課題やレポートを提出しながら通信制高校を卒業するなど、自分のペースで卒業する形も取れます。中でも全国にある通信制高校は、個人の事情に合わせて、さまざまな勉強方法が選択できるようになってきています。

対して、高認は16歳以上の高卒資格のない人が、8月上旬・11月中旬に実施される試験に合格すると資格が与えられます。ただし、18歳以上にならないと合格の効力は生じないので、18歳未満で合格した人は、注意する必要があります。試験は8科目ありますが、一度に合格する必要はありません。高校は一定のカリキュラムがありますが、高認は自分でカリキュラムを組み立てて勉強していく計画性が求められている、といってもよいでしょう。

少し違う視点から見てみると、高卒資格では遠足や修学旅行などの行事に参加することで「高校時代の思い出」となる経験を得られます。一方、高認試験を合格すれば、そのような高校時代の思い出はない代わりに、「試験を通過した自信」を得られるようになるでしょう。高校卒業という資格を得られる「高卒」、高卒と同程度と認められる「高認」。どちらを選択するにしても、自分の置かれている状況、将来やりたいことなどを考えつつ、家族や応援してくれる人の話もよく聞いて、後悔しない選択をするようにしましょう。